ショートコードと店舗

Ver1.11、Ver.1.12で店舗の機能が追加されました。この内、ショートコードによる車両検索において車種の選択ボックスに代わって、店舗の選択ボックスが新しく利用できるようになりました。その他ショートコードの使い方に関して機能が強化されましたので、利用方法を通して使い方を解説します。

rental_finderの選択ボックス

ショートコード「rental_finder」をコンテンツに登録してページを表示すると、下図のような検索のための日付と車種を入力するフォームを表示します。

車種選択の車種データは、車両管理メニューにある「車種管理」で登録したカテゴリーです。この車種データは、WordPressのカテゴリー機能を利用しています。

車種選択の選択肢となる車種データは、スラッグ名の先頭に「car_」というキーワードを付加してください。

車種データ(カテゴリー)参考

車種選択を店舗選択に切り替える方法

ショートコードのパラメータで以下のように設定すると切り替わります。

[rental_finder uid="0"]

「uid」は、店舗のユーザーIDを設定します。「0」の場合は登録した全店舗が選択肢となります。選択する店舗を制限したい場合、ユーザーIDをカンマ区切りで指定してください。

rental_box で車両の紹介ページ、一覧ページ

ショートコード「rental_box」を利用して車両の一覧ページや紹介ページを表示できますが、デザインをテンプレート登録すれば、サイト独自の表示が可能です。ここではその仕組みと方法を解説します。テンプレート登録とは本システムでのみ利用する呼び名です。

表示する車両の指定はパラメータ「vid=”xx”」のxxに、投稿または固定ページのpost IDを指定します。post IDをカンマ区切りで指定すると複数の車両を表示することができます。

表示デザインについて

表示方法を指定するパラメータ「tno」の値により、以下の方法で表示します。

  • 0:車両データに登録された「詳細」の項目を出力
    出力する項目は「detail」パラメータにカンマ区切りで指定できます。
  • 1:車両データに登録された料金データから料金表を出力
  • 2:車両データに登録された車両紹介の指定ページ内容を出力
    指定ページのコンテンツにリプレースメントで「詳細」項目を挿入できます。
tno=”0″
tno=”1″
tno=”2″

tno=”2″ でテンプレートを利用する

tnoに2を設定すると、車両データに登録された「車両紹介」で選択されたページの内容を出力します。このページの内容をテンプレート登録することで、独自の表示デザインで出力できるようになります。

テンプレート登録とは、固定ページのコンテンツに車両データの「詳細」項目をリプレースメントで入力して「下書き保存」したものを指します。「下書き保存」はフロントエンドに表示されないようにするためです。

例えば上図のように出力することで複数車両を表示すると、一覧表示のように出力されるようになりますが、固定ページに以下のようなHTMLを入力して利用しています。

<table class="rental-box-free-sample">
<tr>
<td class="sample-header"><img src="%IMAGE_0%"></td>
<td><div class="sample-title">%VEHICLE_NAME%</div><div class="sample-type">%TYPE% %DISPLACEMENT% 乗車:%CAPACITY%人</div><div class="sample-detail">ナビ:%NAVI% ETC:%ETC%</div></td>
<td class="sample-action">%BOOKING_LINK%</td>
</tr>
</table>

なおサンプルの表示デザインは、プラグインのrental_box.cssファイルに参考として予め用意してあります。

独自のデザインを利用する場合は別途cssファイルを用意してください。cssファイルを読み込ませる方法は、rental_box.cssにimportで追加すればOKです。プラグインのアップグレードを考慮し、cssファイルは保管しておき、アップグレード後はrental_box.cssを書き直します。

pidでテンプレートを利用する方法

「pid=”xx”」のxxにテンプレート登録したpost IDを設定すれば、tnoを利用せずテンプレートを利用した表示ができます。

tnoの利用は、車両データの車両紹介で設定されたページを表示するので、車両により表示デザインを変えることができます。が、pidを利用した場合は車両データに関係なく同じテンプレートを利用して表示されることになります。

ショートコードの例:xxはテンプレートのpost ID、yyは車両データのID

[rental_box pid="xx" vid="yy"]

リンクパラメータにvidを追加してリンク表示する方法

テンプレートを利用して車両を紹介する場合、車両ごとテンプレートを設定したページを用意せず、リンクパラメータにvidを指定して表示することができます。

例えば、上述のショートコードの例に「request=”1″」を追加します。

[rental_box pid="xx" vid="yy" request="1"]

このページを表示するリンクへGETパラメータ「vid=”zz”」を追加しページを表示すると、車両ID「zz」の紹介ページを表示することができるようになります。例えば次のように利用できます。

<a href="テンプレートページのURL?vid=zz">車両紹介ページ</a>

(Ver.1.12 追加機能)

rental_finder と rental_box の組み合わせ利用

次の図のように店舗検索から検索結果で車両の一覧表示をする方法について説明します。

Ver.1.12以降

rental_finder」の検索結果の表示タイプは「show=”rental_box”」と設定し、テンプレート登録した固定ページのID(zzとします)を「pid=”zz”」と設定します。以下はこのショートコード設定例(zzが100のとき)です。

[rental_finder uid="0" show="rental_box" pid="100"]

車両データの詳細情報の項目

車両データの詳細項目は、ParamAdmin.phpファイルにある「$vehicleDetail」変数の定義で変更できます。

この変数で指定する連想配列のインデックスを利用して、フロントエンドで表示する項目名の多言語文字列をTranslation.phpファイルの$vehicleDetailsから参照します。