「MTS Pay Payjp」は「MTS PAYJP決済プラグイン」と呼ぶ決済システムで、弊社の予約システムに決済機能を追加するためのプラグインです。決済代行会社のPAY株式会社(以下PAY.JP社)が提供する「PAY.JP」の機能を利用して、Webサイト上で決済を実装しています。

またこのシステムは、PAY.JP社から提供されるサービスのオンライン決済に関わる機能の一部を実装しており、運用はPAY.JP社の管理画面の操作と合わせて実施いただく事になります。

本サイトの説明は、Ver.2.0以降のシステムについての内容で、プラグインの設定と操作について詳細を説明します。

決済の実装にこのプラグインを利用するアプリケーションは、次の弊社アプリケーションシステムとなります。

  • MTS Acc Booking2 宿泊予約システム
  • MTS Car Booking レンタカー予約システム

クレジットカード決済の運用・設定について

利用の開始前に、運用に関わる設定においてWeb上で決済を実行したとき、売上を「確定」するか「与信」で確保するか決めてください。

「確定」した場合は「売上」となり、決済日に利用者の口座から引き落としが実行され、入金されることになります。また決められた手数料が徴収されます。

「与信」で実行すると売上にならず、決められた「与信期間」中に「確定」処理をしたところで売上となります。確定しないと利用者の口座からの引き落としが実行されず、入金されません。手数料も徴収されません(未確認)。

どちらを利用するかは状況によりますが、Web上で与信登録した売上は、与信期間中に都度売上を確定する手間が発生します。ただしキャンセルが発生した場合は、そのままの状態であれば引き落としが実行されないため、返金処理の手間や手数料は掛かりません。

また返金処理は、確定された売上による引き落としが実施される前でないとできないと思われます。

利用について決済代行会社の説明を確認して運用方法を検討してください。

3Dセキュアについて

3Dセキュアは、カード保有者がカード会社に認証処理の設定をしている場合に利用できます。

目的はカードが不正利用されないようすることで、カード保有者、カード払いを受けた店舗、カード会社を不正利用から保護します。

具体的な例を示すと、カード払いを実行すると処理が保留となり、前もってカード保有者が決めた方法で認証の通知が届きます。ここでカード保有者が認証するとカード決済が実行され、保留された処理の実行が開始されます。

これによりカード保有者は自身のカード利用について再確認し、カード支払いを受けた店舗はカード利用者による不正がないものとして売上となります。

デメリットですが、実際のカード保有者への認証処理は、例えばランダムな文字列をメールや携帯に送信し、その内容を指定時間内に所定のフォーム画面へ入力して送信する、という手間が発生します。

また保留された処理は再開されますが、インターネット上でタイムラグが発生し、支払の終了、あるいは中止画面の表示に時間がかかります。

3Dセキュアの実行は運用者が任意に選択でき、本システムでは金額に下限と上限を設定することができるようになっています。

下限は、設定以下の金額の場合は3Dセキュアを実行しません。

上限は、設定金額以上の場合は決済を実行しません。

3Dセキュアが設定されていないカードの場合ですが、処理結果として「アテンプト」状態が戻されます。この場合、上限を超えている場合は決済を実行しません。

結果の状態がアテンプトの場合は、不正利用の可能性も含めて対応を決めてください。