ステップ1. メニュー機能概要とデータの準備

このトレーニングで使うWordPressのテーマは、公式で配布されているTwenty Twenty Twoを利用します。システムで設定するCSSは、当該テーマで動作確認可能なレベルのものとなります。本番環境では各サイトに合わせて(変更して)利用してください。

どのテーマを利用するかは、同じテーマを利用することで、説明と異なる場合の混乱を避けることができます。

プラグインの有効化

プラグインを有効化すると、予約システムで利用するデータベースのテーブル、および設定データをデータベースに新しく登録します。これらのデータは、プラグインを削除してもデータベースから削除されないようにしています。

削除が必要な場合は、サーバーから提供されるデータベース管理システムを利用して、データを削除してください。

操作メニューの機能概要

プラグインをインストールすると、このシステムで利用するメニューが追加されます。以下簡単に説明します。

  • 運行カレンダー
    日々の運用において、カレンダー上に運行の予約情報を表示します。
  • 予約リスト
    予約が実行されると、予約リストにその予約が掲載されます。予約データを指定して編集、キャンセル、削除ができます。
  • 運行計画
    運行スケジュールと予約条件を設定します。
  • メール送信
    予約リストから予約データを選択すると、予約者宛へ、メール文の編集、送信を実行できます。
  • 営業カレンダー
    カレンダーに表示する祝祭日名称、休業日を設定します。ただし運行の有無は「運行計画」で設定します。
  • 各種設定
    カレンダー表示、予約・キャンセル、申込者入力項目、ユーザー項目の設定をします。
  • 運行マスタ管理
    予約システムのメインデータの管理処理です。
  • 車両マスタ管理
    車両データの管理処理です。
  • メール文管理
    メールのテンプレート文編集処理です。

体験用のデータについて

準備するデータは、運行データ、時刻表、車両データです。それぞれサンプルとして次のデータを用意しました。以降の設定で利用します。

運行(路線)データ

停車駅 距離(Km) 乗車時間(分)
東京 10.3 14
新宿 21.1 21
国分寺 16.0 17
八王子    

距離、乗車時間は次の駅までの値(サンプルデータ)です。

時刻表下り

便番号 / 停車駅 東京 新宿 国分寺 八王子
1便 到着   7:14 7:36 7:54
出発 7:00 7:15 7:37  
3便 到着   7:44 8:06 8:24
出発 7:30 7:45 8:07  

時刻表上り

便番号 / 停車駅 八王子 国分寺 新宿 東京
2便 到着   17:17 17:39 17:54
出発 17:00 17:18 17:40  
4便 到着   17:47 18:09 18:24
出発 17:30 17:48 18:10  

車両データ

車両はバスを想定します。座席は次の図のように真ん中を通路として両側に2席、11列のデータとします。

次のお勧め記事

次はサンプルデータを使って、予約システムの主要なデータの設定操作をします。本番環境で用意するデータは何が必要か、どのように設定するか試してください。

ステップ2. 主データの登録