決済プラグインの設定

ここでは弊社のPAYJP用決済プラグイン「MTS Pay Payjp」について説明します。

機能の概要

決済プラグインの動作は「決済の仕組みとセキュリティ」で説明したように、トークンを利用して決済代行会社のサーバーに決済を依頼します。

トークンの取得と決済は、どちらも決済代行会社が提供する機能をプラグインに取り込んで利用しています。

ですので不具合が発生するかどうか、決済の専門会社の機能を利用するため安心感がありますが、発生した場合はプラグイン側か決済代行会社側か機能を切り分けて確認することになります。

決済プラグインの設定項目

次の図は弊社のPAYJP用決済プラグインの設定画面です。

(2019-12-18 Ver.1.1 差し替え)

設定項目は多くありません。決済代行会社から提供されたキーと、テスト運用か本番か、決済処理は与信か確定か、の3つです。

追補 Ver.1.1 与信認証期間

設定項目「決済処理」が「与信」の場合、「与信認証期間」で設定した期間(日数)を指定できるように追加しました。Pay.JPの場合、最大60日まで設定可能です。

与信で決済された売上データは、Pay.JPの管理画面で支払い情報が「認証済み」と表示されます。

この売上は、支払い日時から与信認証期間の日数以内に売上を「確定」しないと、カードから引き落としされず、入金もされなくなります。

チェックアウトを利用した支払いの実行テスト

ここではトークンを取得する「チェックアウト」機能を利用し、支払金額を入力して決済を実行する、テスト操作ができます。

「チェックアウト」は、JavaScriptによるカード情報の入力ダイアログ表示、トークンを取得する機能で、PAYJPから提供される機能全般を指します。

トークンを「取得する」ボタンをクリックすると、次のカード情報入力ダイアログが表示されます。

ここで入力されたデータが実際の支払に利用されることはありません。

カード情報を入力後トークンを取得すると、次のように表示されます。ここで金額を入力して、決済をテスト実行します。

決済を実行すると、プラグイン側の「決済リスト」にその結果が登録されます。

決済処理リストは、決済が実行された予約データのID(=請求ID)と、決済代行会社で処理されたデータのID(=決済ID)の関係を、一覧表示して確認するためのデータになります。

実行された決済の詳細は、決済代行会社が提供する管理画面で確認、キャンセルなどの操作をすることになります。

追補 Ver.1.1 タイトルの変更と決済データの「状態」について

予約システムから支払い処理へ遷移すると、決済データが新しく登録されます。この決済データがどの予約データのものかのリンク先が「予約ID」で示されます。

このタイトル項目名は、以前の「請求ID」から「予約ID」に名称が変更されました。

次に決済データの「状態」についてですが、以下の3つの状態があります。

  • 確定
    決済が確定で実行された場合
  • 与信
    決済が与信で実行された場合
  • 開始
    利用者が決済処理で支払いを実行せず処理を中断した場合

状態が「開始」のとき、決済を実行していないためPay.JPの売上データは登録されず、当該データの「課金ID」は「0」の状態となります。

決済ページの準備

決済ページの組込ついて、動作の設定も含め次のページで詳細を説明します。

» 決済ページの準備