rental_boxのリプレースメント

本システムで「リプレースメント」とは、テンプレート文の中に車両データなど設定データを挿入するための、変数を示します。

この変数の名前の付け方には、本システムで独自に決めた法則があります。それは半角英数大文字(とアンダーバー)で表される名称を「%」で囲った形で表し、例えば「%VEHICLE_NAME%」のような形式となります。

変数の目的は、多数ある車両データの情報に対して、同じひな形となるテンプレート文を用意し、指定された車両に対してテンプレート文の中にあるリプレースメント変数に車両データを挿入して表示することを可能とするためです。

以下は、ショートコード「rental_box」を利用して車両データを表示するために用意されたリプレースメントです。リストの中の「Translation変換」については、脚注を参照してください。

車両データ

  • %VEHICLE_ID%
    車両データの登録データID
  • %VEHICLE_NAME%
    車両の名称
  • %BOOKING_CAR%
    車両を指定した予約フォームへのリンクURL
  • %FUEL%
    油種「レギュラー、プレミアム、軽油」(Translation::$shortCode)
  • %FUEL_KM%
    燃費を表す走行距離
  • %IMAGE_0%
    1番目に登録された車両画像のリンクURL
  • %IMAGE_1%
    2番目に登録された車両画像のリンクURL

車両情報詳細

車両データの車両情報詳細で設定されたデータを参照します。出力する文言は設定データか、あるいはTranslation::$vehicleDetailsの値です。

  • %TYPE%
    車種
  • %DISPLACEMENT%
    排気量
  • %CAPACITY%
    定員
  • %DOOR%
    ドア
  • %LUGGAGE%
    荷室
  • %MODEL%
    年式
  • %SMOKING%
    喫煙
  • %NAVI%
    ナビ
  • %ETC%
    ETC

車両料金情報

車両データの「料金表」に設定された料金データを参照します。

  • %CHARGE_CURRENCY%
    通貨(Translation変換)
  • %CHARGE_PRICE%
    単価料金
  • %CHARGE_LIMITED%
    特別単価料金

料金表、特別料金表は変数名に表の行番号を付加して参照します。下記のlineは1行目を「0」とした行番号(数字)です。

  • %REG_BYH_line%
    時間(整数化されます)
  • %REG_BYD_line%
    日数(整数化されます)
  • %REG_FEE_line%
    料金
  • %LIM_BYH_line%
    特別料金表時間(整数化されます)
  • %LIM_BYD_line%
    特別料金表日数(整数化されます)
  • %LIM_FEE_line%
    特別料金表料金

予約フォーム移動に必要な情報

予約フォームへ移動するため独自のリンクを用意したい場合などに利用できます。

  • %BOOKING_LINK%
    <div class=”booking-link”><a href=”予約フォームURI”>Translation変換</a></div>
  • %BOOKING_CAR%
    予約フォームURI
  • %RENTAL_START%
    出発日(Unix Time)
  • %RENTAL_END%
    返却日(Unix Time)

注)Translation変換

本システムにおいて独自に付けた呼び名で、文言を多言語対応して出力するための機能を表します。「Translation」の後ろの「::$var」は参照する変数名を表します。

以下プログラムに関する説明です。

多言語に対応してデータを表示する場合、本プログラムでは特定の文字列をシンボルとして利用します。そのシンボルを利用してファイルに設定した配列から文言を参照します。

参照するファイルは「src/MTSCarBooking/lang/Translation.php」です。

配列は呼び出される機能ごとまとめて変数を用意していますが、独立していないこともあります。例えばショートコードで利用するシンボルは変数名「$shortCode」にまとめ、プログラムから配列データ「Translation::$shortCode[シンボル][言語]」で参照しています。

シンボルは配列を参照するためのインデックスとして利用しています。同様に「言語」もプログラム内において、配列を参照するインデックスとして利用しています。